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2005年04月26日

「週刊・技術士になれる無料セミナー」第1回

こんにちは。
技術士の鈴木裕です。
機械部門、総合技術監理部門です。

いよいよ、「技術士になれる無料セミナー」開講します。
このメールマガジンでは、その時その時で、「今やるべきこと」をお届けします。
毎週提示される課題に従って準備を進めていけば、必ず合格できます。

それでは、今週の課題です。

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I−1(選択科目1)の対策
いわゆる「経験論文」です。
技術士二次試験で一番重要視されるのは、これです。

これは各部門共通です。
「あなたがこれまで経験した業務のうちで、技術士としてふさわしいと思う業務につい
て次の点について述べよ。」
と言うものです。
いくつかのバリエーションはありますが、基本はこれだけ。

バリエーションとしては、
「あなたが経験した業務を○件選び、それぞれについて〜」
「あなたが経験した業務を○件選び、その概要を述べ、そのうちの○件について〜」
「成功事例と失敗事例を挙げ、〜」
などです。

「次の点について述べよ」の「次の点」も決まっています。
特に重要なのは次の2点。
「特に創意工夫した点」
「現時点で見た評価、反省と将来の展望」

この時期、経験論文を書き始めないと間に合わないと言う人がいますが、そんなことは
ありません。
経験論文は、書く前にすることがあります。

「技術士にふさわしい業務を選ぶ」と言うことです。

そう、当たり前ですが、これが一番重要です。

まずは、あなたの経験した業務から、成功事例、失敗事例を思いつく限り書き出してく
ださい。
それぞれについて、業務の概要を簡潔にまとめたら、次回は、成功事例3、失敗事例1
を選びます。
選び方についてはまた来週。

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I−2(選択科目2)の対策
あなたの選択した科目についての知識を問う問題です。
おおむね、5題中2題を選択して回答せよ、と言うパターンで来ます。

私が合格した時は、機械部門の時も、総合技術監理部門の時も、5題全部のヤマが的中
しました。
実は、ヤマを張るのは簡単なんです。
「最近話題になった出来事」に関係する課題が必ず出ます。

手近の新聞、専門誌などを過去3年分くらいひっぱり出してください。なければ、2年
以上は必ず。
そんなにとっていないよ、と言う人は(私もそうでした)図書館に行ってください。
新聞については、もっといい手があります。
それは、新聞社のホームページの有料サービスを利用することです。
キーワードで、過去記事が検索できます。

テーマを探す→それについて調べる→レポート用紙2〜3ページで、簡潔にまとめる。
と言う作業を日常的にやってください。

調べるのは、専門分野の事典(機械なら機械工学事典など)程度では不足です。
事典に書いてある程度のことはごく当たり前の知識で、ここで問われるのはあなたの見
識ですから、それについてのあなたの考えをまとめておいて下さい。

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II(必須科目)の対策
部門の一般的な知識を問う問題です。
今は、一部択一式が導入されました。

この問題は、繰り返し同じ問題が出題されます。
だいたい10年分くらいの過去問をじっくり見れば傾向はわかります。
それぞれについて、レポート用紙1ページぐらいに簡潔にまとめて下さい。

専門分野の事典程度で十分です。
これは範囲が広いので結構大変な作業になります。

私は、これをおろそかにしていたので、どうしてもわからない問題が2問ありました。
論述式でしたが、なんとか知っている知識をつないでで回答しました。
それでも合格できたのですから、先の2問に比べればウエイトは低いです。
文部科学省の公表している合格基準でも、半分のウエイトになっています。

参考
(平成17年度技術士試験合否決定基準)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/sonota/05022301.htm
(平成17年度技術士第二次試験実施大綱 )
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/sonota/05012704.htm

では、また来週お会いしましょう。

(c)鈴木裕&SRD Inc. All rights reserved.
無許可の転載は固くお断りします。
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□ ご意見、ご感想をお待ちしています。
技術士(機械部門・総合技術監理部門) 鈴木 裕
http://blog.suzukiyutaka.com/
有限会社SRD代表取締役/近畿大学非常勤講師
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投稿者 suzuki : 2005年04月26日 03:48

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