« 「週刊・技術士になれる無料セミナー」第5回 | メイン | バックナンバーについて »

2005年06月09日

「週刊・技術士になれる無料セミナー」第6回

6月ですね。
受験まであと2ヶ月。
準備は進んでいますか?

受験準備については、ほとんどの受験者が、7月に入ってからの勉強量が一番多かったと言っています。
実は、これはとても効率の悪い勉強方法です。

人の頭の中は化学変化なので、情報を得てからそれを活用できるようになるまでに時間がかかります。ニューラルネットが張りめぐらされるのには一定の時間が必要なのです。

できるだけ前倒しに勉強すれば、情報が自分のものになりやすい、と言うことです。
私は、何か期限のある仕事は、その期間の3分の1前半で仕上げることをいつも目標にしています。やり始めると、予想のつかなかったことが次々と起きるので、これくらいにしておけばちょうどいいのです。

これまでサボってきた人も、計画を前倒しに、頑張って下さい。
勝負は下駄を履くまで、野球は2アウトからです。

では、今週の課題です。

----------------
I−1(選択科目1)の対策

論文は書いてみましたか?
書いてみて気づいたと思いますが、これを3時間で書く、と言うのは相当に大変な作業です。
3時間と言うのは180分です。
この時間で3600文字埋める、と言うことは、1分20文字書かなければなりません。
試しに1分間だけ時間を測って書いてみて下さい。

書いてみましたか?
何文字書けましたか?数えてみてください。
私は62文字でした。

つまり、時間の3分の1は書くことだけに費やされる、と言うことです。
あとで書き直したり、考えたりする時間はほとんどありません。

前もって、完璧な論文を仕上げておかなければ、絶対に合格できない試験なのです。
まだ書いていない人は、まず仕上げてください。

----------------
I−2(選択科目2)の対策

経験論文の仕上がった人は、最近のあなたの専門分野に関する記事の中からお題をいただいて(例えば、機械部門−鉄道車両ならATSとか)、それについて、「解説し、あなたの意見を述べ」て下さい。
とりあえず、PC、ワープロで書いてみましょう。

----------------
II(必須科目)の対策

前回までの課題、
「過去問から、よく出てくる課題を見つけ出して、部門関係の事典で調べる。
結果は、ノート1〜2ページでまとめて書いておく。
図など多用してわかりやすく。」
これがまだ出来ていない人は、最優先で取り組んでください。

(c)鈴木裕&SRD Inc. All rights reserved.
無許可の転載は固くお断りします。
----------------
□ ご意見、ご感想をお待ちしています。
技術士(機械部門・総合技術監理部門) 鈴木 裕
http://blog.suzukiyutaka.com/
有限会社SRD代表取締役/近畿大学非常勤講師
----------------

投稿者 suzuki : 2005年06月09日 11:44

▲このページ [ 「週刊・技術士になれる無料セミナー」第6回 ] の先頭へ
◀前のページに戻る

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://srdinc.s71.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/117