「週刊・技術士になれる無料セミナー」第5回
5月も最終。準備は進んでいますか?
あと2ヶ月と少し。がんばりましょう。
技術士試験に不合格になる大きな原因は何だと思いますか?
それは、受験しないことです。
なんと、不合格者の約半分が受験していないのです。
技術士の試験は、受験率が低いことでもダントツで、受験申し込みをした人のうちなんと40%の人が受験しません。
技術士というのは、業務資格ではないので、モチベーションが上がらない人もいるのでしょう。
これは大きな間違いです。
「業務資格ではない」ことが大きな価値なのです。
このことについてはいずれまたお話します。
技術士と言うタイトルはすばらしいものです。私の場合、合格した翌年には、大学から講師に招かれました。技術専門家として、日中科学技術交流会に有馬元文部大臣、川口環境大臣らと共に招待されたこともあります。
人生が180度変わりましたね。
皆さんも頑張って合格してください。
さて、それでは、今週の無料セミナー、始めましょう。
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I−1(選択科目1)の対策
技術的な説明に入り込むと3600文字ではとても書ききれない、と言う話をしました。
論文は書いてみましたか?
まだ書いていない人は、この先を読むのはやめて、まず、書いてみてください。
ものすごく難しいことを実感されたのではないでしょうか?
前回もお話しましたが、この試験の目的は、技術的な説明をすることではなく、あなたの深い知識と、問題解決能力を示すことです。
問題点は何、その課題は何、あなたのとった方策は、苦労した点、今後の課題。。。書いているとあっという間に3600文字になります。
技術的な説明を書く余裕はありません。
とは言え、技術的な説明は必要です。
平易に、一発で理解できるように説明してください。
よく、研究職の人から、「私は論文もたくさん書いています。とても難しい仕事で、3600字では表現しきれません。どうすればいいでしょうか?」と言う相談を受けます。
これは勘違いをしています。
この試験は、あなたのやった仕事の難易度を測る試験ではないのです。
技術的な説明を平易に一発で理解できるようにする方法は、簡単です。
図を使う。
これだけです。
図については、いろいろな質問があります。色は使っていいのか?その場合、色鉛筆がいいのか、マーカーがいいのか?定規は使った方がいいのか?など。
私の場合は、フリーハンドで書きました。色は使いました。マーカーです。
特に、何をしてはいけない、と言う決まりはありません。
きれいでわかりやすい図を準備して下さい。
定規は、時間的に使っている余裕はないでしょう。
今週は、いよいよ、紙とペンで書いてください。
その前に、平成17年度技術士二次試験実施大綱をまだ見ていない人は、確認してください。
日本技術士会のホームページにあります。
http://www.engineer.or.jp/examination_center/application_guidance/2005taikou2.PDF
回答時間や配点が書かれています。
模擬回答用紙は、http://www.pejp.org/ からダウンロードしてください。
ペンについては、ボールペンがいいのか、シャープペンシルがいいのか、など質問がありますが、私はシャープペンシル、芯は2Bを使いました。
(芯については、B、2B、4Bを準備して、事前には4Bが書きやすかったのですが、本番の用紙はつるつるしていて滑りすぎたので、2Bに替えました。もちろんあらかじめ3種類のペンを用意しておいたのです。)
筆記具の選び方は、慣れや癖もありますし、筆圧も各人で違いますから、書いてみて、書きにくかったら替える。
ボールペンでも万年筆でもなんでもいいようです。
書き直しを考えると、シャープペンシルがいいでしょう。
書いてみると、わかることがあります。
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I−2(選択科目2)の対策
II(必須科目)の対策
先週までの課題を継続してください。
特に、IIの対策としては、5月末をめどに、まだ進んでいない人はスピードアップしてくださいね。
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バックナンバーは、http://www.pejp.org/ にあります。
練習用原稿用紙のパスワードは、■■■です。(メルマガにて)
投稿者 suzuki : 2005年06月02日 09:51
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