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2005年07月07日

「週刊・技術士になれる無料セミナー」第10回

2005/07/01 Vol.10 技術士 鈴木裕
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週間・技術士になれる無料セミナー
〜2005年度 第10週
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こんにちは。
技術士の鈴木裕です。

7月になりました。
試験まであと1ヶ月と少ししかありません。
これから暑い季節ですが、頑張りましょう。

では、今週の課題です。

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I−1(選択科目1)の対策

今、まだ一度も経験論文を書いていない人、かなりの努力が必要です。

既に書いて、先輩技術士に査読してもらった。改善点もわかり、ほぼ完成した、と言う人。すばらしいです。あと、やることは一つだけです。

本番では、3時間でこれを書かなければいけません。

試験は、午前9時から12時の3時間で行われます。
人はそれぞれ自分のリズムで生活しています。アメリカで言われるmorning person(朝型人間), night person(夜型人間)です。私など、超朝型なので、9時くらいには一旦調子が落ちてきます。
それでも、試験時間は午前9時から12時です。
この時間が強い人、弱い人、その自覚のない人も、この時間で答案を書かなければいけません。

もうおわかりですね?
これから、試験までの土日は、この時間に経験論文を書く練習をしてください。
きちんと時間を測って、2時間以内に書けるように。

もう一つ、大事なことがあります。
筆記具を選んでください。最低2本同じものを揃えること。

道具は大事です。

モータースポーツもそうですが、普段から競技車に乗っているのと別な車を足にしているのでは、本番での違和感が全然違います。違和感があると、実力が発揮できません。
筆記用具も同じです。
できるだけ本番で違和感の出ないようにした方がいいに決まっています。

私は、前に紹介しましたが、パイロットのDr. GRIP (http://www.pilot.co.jp/line_up/product/drgrip/drgrip_1.html)を3本買いました。
一本は、試験当日までに、軸にひびが入って壊れました。そのくらい書きまくりました。

あなたが次にすることは、書きやすい筆記具を選ぶこと。この週末は文房具屋さんに行ってください。
休日は、試験当日を想定した時間に起きて、9時から12時まで、時間を測って答案を書く練習をしてください。

本番では、飲料はペットボトルのみ持ち込み可です。コーヒーなど淹れて飲みながら書かないように。水が一番いいです。脳が活性化します。
禁煙ですので、喫煙者の方はタバコを我慢する練習もしてください。

エアコンは基本的にありません。私の時(大阪会場・機械部門の近畿大学、総合技術監理の大阪産業大学)はありませんでした。大阪産業大学は、監督員で行くことがありますが、今でもエアコンは入りません。
受験地の技術士会に確認して、エアコンがない会場の人は、エアコンを入れないで練習してください。

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I−2(選択科目2)の対策

ヤマは張れましたか?
実は、自分の専門分野のヤマはなかなか張れないものなんです。

いろいろな事を知りすぎているからです。例えば、私が今年の自動車のヤマを当てるのは結構難しい。ハイブリッド自動車はまだ世の中では先進の話題ですが、自動車関係の技術者の間では興味は燃料電池、その他、電気自動車の要素技術に移っています。しかし、鉄道車両ならATSはかなり高い確率で出るだろうな、とは思います。

思いつかなければ、学会誌などよりも、一般紙、新聞の記事から拾って見てください。詳しいやり方は第一回に書きました。

ヤマが張れたら、そのうちのいくつかについて、論文を書いてみましょう。
時間と分量の目安をつけるのが目的です。
これも、事前に書くことを決めておかないと、本番では考えている時間はありません。

そのテーマについて、考えておくことが必要です。

私が総合技術監理部門を受けた時、実はほとんど準備はしなかったのです。それでも、ちょうど明石の花火大会の事故のあとでしたから、何かそれに関係したリスク管理の話題が出るだろうと思って、直前に少し調べておいたら、見事に当たりました。「海岸で行われる大規模イベントの責任者としてのあなたのとるべき方策」だったかな?そんなのが出ました。

最後は、直感に頼る。
潜在意識に情報を溜め込んだ脳は、ほぼ正確に未来を予測することができます。
だから、日ごろからどのくらい自分の専門分野の出来事に興味を持って見ているか、が大事なのです。

言い換えれば、このI-2の試験は、あなたが、自分の専門分野の出来事にどのくらい興味をもっているかを測る試験とも言えます。

よく、予想問題を売りにしているセミナーがありますが、あれは感心しません。
もちろん、あなたに合格してもらいたい、と言う気持ちは強く持っていますが、合格はあなたが技術者として成功するための通過点に過ぎません。

一流の技術者になるためのあなたの学習の機会を奪うことは、私はしたくありません。

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II(必須科目)の対策

過去問の洗い出しがまだ終わっていない人は、早く終わらせましょう。方法はバックナンバーの第一回を見てください。

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□ ご意見、ご感想をお待ちしています。
技術士(機械部門・総合技術監理部門) 鈴木 裕
http://blog.suzukiyutaka.com/
有限会社SRD代表取締役/近畿大学非常勤講師
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投稿者 suzuki : 2005年07月07日 08:46

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