« 「週刊・技術士になれる無料セミナー」第17回 | メイン | 「週刊・技術士になれる無料セミナー」第19回 »

2005年09月08日

「週刊・技術士になれる無料セミナー」第18回

2005/09/04 Vol.18 技術士 鈴木裕
----------------
週間・技術士になれる無料セミナー
〜2005年度 第18週
----------------
こんにちは。
技術士の鈴木裕です。

9月に入ってしまいました。
今月から大学の後期の講義が始まるので、その準備に忙しい毎日です。
今年は技術者倫理を教えてくれ、といわれているので、だいたい30冊くらいの本を読んだりしているところです。
プラトン、アリストテレスから、最近の「技術者倫理」と言う題名のついた本、船井幸雄から井上雄彦までありとあらゆる本を読んでいます。

では、今週の課題です。

----------------
先週の無料セミナーで、このように書きました。
----
世の中には、様々な小手先の受験ノウハウがあります。「結論から先に言え」とか、「長い説明はいけない」、などですが、これは、本質ではありません。
----
少し誤解を与えそうなので補足します。
「結論から先に言う」のは大原則です。が、それだけでは不十分だ、と言うことです。コミュニケーションの本質はそこにはありません。

「何のために結論を先に言うのか?」
考えてみてください。

実は、経験論文と同じです。
聞き手が、先を聞きたくなる、ためです。
質問者の心理を考えてください。

たとえば、次のような質問をされたとします。
「地球温暖化について説明して下さい。」
1.まず、質問者の興味は、あなたの意見です。だから結論を述べます。
2.すると、次に沸いてくる興味は、「何故そのように思ったのか」です。だから背景を述べます。
3.次には、その根拠を知りたくなります。だから、理由を答えます。

1と2の部分は短く答えます。長いと興味が失せます。1〜2分が限度です。
3の部分は、調整します。具体的な事例について話すので、いくらでも長くできるはずです。
どのくらい話せばいいと思いますか?

実はこれが一番難しいのです。答えは、「質問者の反応を見て決める。」これしかありません。
質問者の反応を見て、もっと話すべきか、切り上げるべきかはその場で判断します。

----------------
■メルマガ会員専用ページ
ユーザー名:
パスワード:
■練習用原稿用紙のパスワード:

(c)鈴木裕&SRD Inc. All rights reserved.
無許可の転載は固くお断りします。
----------------
□ ご意見、ご感想をお待ちしています。
技術士(機械部門・総合技術監理部門) 鈴木 裕
http://blog.suzukiyutaka.com/
有限会社SRD代表取締役/近畿大学非常勤講師
----------------

投稿者 suzuki : 2005年09月08日 07:00

▲このページ [ 「週刊・技術士になれる無料セミナー」第18回 ] の先頭へ
◀前のページに戻る

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://srdinc.s71.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/179