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2005年07月27日

「週刊・技術士になれる無料セミナー」第13回

2005/07/22 Vol.13 技術士 鈴木裕
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週間・技術士になれる無料セミナー
〜2005年度 第13週
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■ お知らせ
1.通信添削講座、残席1です
詳しくは、http://www.pejp.org/archives/cat56/index.html をどうぞ。

2.あなたの疑問に無料でお答えします
そろそろラストスパートです。
試験について何か疑問をお持ちではありませんか?
わからないものをそのままにしていては本番で実力は発揮できません。
無料お悩みメール相談を受け付けます。
メルマガ会員専用ページ http://www.pejp.org/archives/cat54/index.html に記入して送ってください。

3.各科目毎の対策は前回までで全て伝えました。今週と来週は、筆記試験の直前にやるべきこと、その次、筆記試験直前の金曜日からは口答試験の対策を始めます。
筆記試験の各科目の準備が終わっていない人、http://www.pejp.org/ のバックナンバーを参考に、補強してください。

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こんにちは。
技術士の鈴木裕です。

TechnologyとEngineeringの違いは何だと思いますか?

Thecnologyは、-logyがついていますから、「体系化された知識」と言う意味です。〜学とか〜論とか言う意味です。工学、と訳すのが一番妥当です。
Engineeringは「技術」です。"The activity of applying scientific knowledge to the design, building and control of machines, roads, bridges, electrical equipment, etc." とOXFORDの英英辞典には書いてあります。つまり、科学知識をいろんなものを作ることに応用すること、と言う意味です。簡単に言えば「ものづくり」です。

技術士試験では、一次試験は知識を持っていることが求められます。二次試験は、その応用能力が求められます。二次試験は、単に知識を持っているだけでは合格できません。その知識を使ってどうするのかと言うことを常に考えておく必要があります。

五大国家資格というのがあります。
技術士、医師、弁護士、弁理士、公認会計士ですが、この中で、技術士と医師だけが資格要件として経験を必要とします。技術士が非常にレベルが高いと言われるのはそのためです。弁護士など、わが国では中学生でも合格できる程度の試験です。合格率の低さだけで難関と言われていますが、要は受験生のレベルが低すぎるだけです。(弁護士は、米国では法科大学院卒業が必須要件ですからハイレベルの試験です。)

技術士を目指している皆さんは、受験資格を満たすだけの経験を積んできた、と言うだけで、既にすばらしいです。誇りに思っていいと思います。あとは、その経験を本番で全て披露するだけです。
頑張ってください。

では、今週の「技術士になれる無料セミナー」、始めます。

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さて、あと2週間です。
これまで頑張ってきたあなたは、もう十分実力をつけたはずです。
ここからは、無理せず、規則正しい生活を心がけて、体調を万全にしてください。
サラリーマンの人は、仕事のほうで大きなトラブルが出ないように気をつけてください。精神的な負担が増えると実力が発揮できません。

休日の、試験のリハーサルは継続してください。今週と来週、あと2回です。
朝は家を出る時間には起きる。付近をかるく散歩する。9時から12時の間で経験論文を書く。当然ノートや参考書は見ない。飲み物はペットボトルだけ。エアコンは試験会場と同じ条件にする。

選択科目2は、この2〜3年で話題になった出来事から出ます。と言っても、すでに試験問題はできているはずですから、これから話題になるような出来事は出ません。とはいえ、自分の専門分野に関わる出来事には常にアンテナを張っていてください。これは技術士の資質ですし、口答試験の時にも役立ちます。
私は、最近は、RSSで一般紙各誌とコンピューター関係のオンラインニュース、日経BPを斜め読みしています。全部無料です。その中で興味を持った出来事があったらそれについて更に調べます。
RSSについては、http://ja.wikipedia.org/wiki/RSS を見て下さい。(このウィキペディアもなかなか便利です。)

北朝鮮問題、英国のテロやイラク問題は出ませんから、そんなニュースを見ている余裕があったら、専門誌でも読んでいてくださいね。私は自分のビジネスに関係のない情報は読み飛ばします。膨大な量の情報に晒されている現代では、どうでもいい情報は捨てる覚悟が必要です。

サボってきた人。まだ経験論文が完成していないと言う人。
他の2科目(選択科目2と必須科目)の準備が万端なら、まだ望みはあります。1日も早く経験論文を完成させるように全力を尽くしてください。まだ2週間あります。
3600文字の論文はとても難しいと言うこと、3時間で3600文字と言う速度は、書くだけで1/3を費やすので考えている余裕はない、と言うことをもう一度認識してください。事前に論文を完成させておかなければ99%合格は無理です。

全く準備してこなかった人、私は気休めは言いません。
今年は無理です。来年頑張ってください。

私も最初に受験した年はなめてかかっていました。何もしなくても大丈夫とタカをくくっていました。それでも過去問には目をとおして、一通り解いて試験にのぞみました。
結果はものの見事に玉砕。
試験は必ず受けてください。受験料がもったいないです。会場の雰囲気を知るだけでも来年の役に立ちます。私は、失敗してその悔しさをバネに頑張りました。

さて、受験票は届きましたか?
7月5日発送だそうですから、まだ届いていなければ何らかのトラブルがあります。技術士受験センターに問い合わせてください。
受験票が届いたら、試験会場を必ず確認してください。特に東京と大阪は2箇所ですから、間違えないように。
大阪は、去年までの近畿大学会場がなくなって、新たに大阪大学が試験会場になっています。
その他、各地で会場が変更になっているようですので、特に二度目以降の受験者は注意してください。
初めて受験される人は、試験会場まで一度行ってみることをお勧めします。

子供じゃあるまいし、何をいったい、とお思いでしょうが、試験監督をやっていると、毎年必ずいるのです。試験会場を間違えて来る人が。遅刻者も毎年相当数出ます。
30分以上の遅刻は試験室への入室が認められません。国家試験ですから厳格に行われます。注意してください。

試験会場はこちら(日本技術士会のページ)でも確認できます。
http://www.engineer.or.jp/examination_center/application_guidance/2005_kaizyou2.html

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□ ご意見、ご感想をお待ちしています。
技術士(機械部門・総合技術監理部門) 鈴木 裕
http://blog.suzukiyutaka.com/
有限会社SRD代表取締役/近畿大学非常勤講師
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投稿者 suzuki : 2005年07月27日 14:23

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